理学療法学科の退学率・留年率が高い理由『国試の合格率だけを当てにするのは危険』

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  • 理学療法学科の退学・留年する人は多い?
  • どうして退学・留年する学生が多いのか?
  • 退学・留年せずに卒業するにはどうしたらいい?

こんな疑問を解決します。

本記事の内容
  • 理学療法学科の退学率・留年率が高い理由
  • 退学・留年せずにストレートで卒業するための対策

本記事では理学療法学科の退学率・留年率が高い理由を紹介。

国家試験の合格率を調べる人は多いですが、養成校の留年・退学率までは調べないですよね。

これから理学療法士を目指そうとしている人はこの記事を読んでみてください。

理学療法学科の退学率・留年率が高い理由

こっちゃん

理学療法士の退学率・留年率ってどれぐらいなの?
学校によって多少の差はあるけど4〜5割は留年か退学する学生がいるよ。

ちゃんけん

私が行ってた専門学校の場合だと36人入学して3年で卒業できたのは17人でした。

半数以上の学生が留年・退学していた計算になります。

専門学校は3年で卒業を目指すため、4年性の大学より1年あたりの勉強量が必然的に増えるので勉強についていけない学生が多く退学率・留年率が高くなってしまいます。

同僚の大学出身の理学療法士に話を聞くと、80人入学して50人が4年で卒業したそうです。

専門学校に比べて大学の方が留年・退学率が低いですが、それでも3割以上が留年・退学しています。

 

理学療法士を目指そうとする人はまず国家試験の合格率を調べますよね。

国家試験の合格率を見ると80%〜90%ぐらいあるので簡単になれそうに見えますが、実情は約半数の学生が国家試験にまで到達できていません。

こっちゃん

国家試験受験まで到達した学生が試験を受けているからこれだけ合格率が高いんだね。
そこまでが大変だからね。。

ちゃんけん

 

理学療法学科の退学率・留年率が高い理由がこちら

MEMO
  • 勉強についていけない
  • 実習で落とされる

1つずつ解説していきます。

勉強についていけない

こっちゃん

理学療法士になるための勉強って大変なの?
勉強しないといけない教科が多いし、覚えることも多いから大変だよ。

ちゃんけん

理学療法士の養成校で学ぶことはたくさんあります。

学ぶ内容一覧

  • 解剖学
  • 生理学
  • 病理学
  • 運動学
  • 理学療法評価学
  • 内科学
  • 整形外科学
  • 臨床心理学
  • 精神医学
  • 臨床神経医学
  • 人間発達・小児科学
  • 物理療法
  • 脳血管障害
  • 神経・筋障害
  • 脊髄損傷
  • 補装具療法

これらの内容を全て学び・各教科ごとに試験もあるので、試験前はみんな必死に勉強して単位取得に励みます。

試験は夏休み・春休み前ぐらいにまとまった試験があるので、バランスよく勉強しないといけません。

再試験もありますが、それでも落ちてしまい留年してしまう学生が多いです。

周りの普通科の大学生と同じように遊んでいたり、アルバイトばかりしている学生が留年・退学していく確率が高いですね。

実習で落とされる

こっちゃん

実習で落とされる学生は多いの?
昔は厳しかったみたいだけど、現在は実習制度も変わってきており落ちる学生は減っているよ。

ちゃんけん

今の30代半ばより年齢が上の理学療法士の先生に実習の話を聞くと地獄のようだったという先生が多いです。

昔の実習は夜中までレポートを作成する日々だったそうです。

現在は週の勉強時間も決められているので、昔のような実習ではなく病院・施設にいる間にある程度完結するような形に変わってきています。

実習評価も病院側が決めるのではなく学校側が決めたりするところもあるので、実習の評価が悪くても合格をもらえている学生もいます。

それでも実習に落ちてしまう学生がいます。

実習に落ちる学生の特徴

  • コミュニケーションが上手く取れていない
  • 言われたことをやってこない

実習生に知識や技術をそこまで求めたりはしないです。

学生がわからないのは当たり前ですからね。

それよりもバイザーや患者さんとコミュニケーションが上手く取れていなかったり、言われたことを調べていなかったり、やっていないと印象が悪いです。

理学療法士の仕事は他職種との連携が大切な仕事です。

これらのことを疎かにしている人は患者さんにとっては不利益にしかならないので実習でも落とされてしまいます。

留年・退学せずにストレートで卒業するための対策

こっちゃん

留年・退学しないためにはどうしたらいいの?
しっかり勉強しておくのが1番の対策だね。

ちゃんけん

留年・退学せずにストレートで卒業するための対策で1番大切なのは日々の勉強をしっかり取り組むことです。

勉強しておけばテストで落ちることもないですし、実習でもバイザーの話をより理解しやすくなるのでコミュニケーションが取りやすくなります。

さらに普段から勉強を頑張っていると学校の先生の評価も上がります。

学校の先生も人間なので、普段から頑張っている生徒を見捨てたりしません。

実習でちょっと成績が悪かったりしても、合格にしてもらえるのはそういう学生の方が多いです。

勉強するメリット

アルバイトや遊びに行きたい年頃ですが、毎日の授業をしっかり聞いて1日30分でいいので勉強する習慣をつけておくと成績は上がりますよ。

さいごに

今回は理学療法学科の退学率・留年率が高い理由について解説しました。

これから理学療法士になろうと考えている人は、しっかりと勉強しないといけないということを知っておくと学校に入ってからのギャップがなくなります。

理学療法士の仕事は患者さんの将来に大きく影響する仕事なので、知識・技術・コミュニケーション能力が必要です。

国家試験はそこまで難しくないですが、日々のテストや実習はそれなりに大変なのでこれから目指す人は頑張ってください。

こっちゃん

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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