国家試験の点数を効率よく上げる方法を知りたい
模試で点数が取れなくて国家試験が不安
どの教科を勉強したら点数が上がりやすいのかわからない
こんな不安や悩みを解決します。
本記事では理学療法士国家試験の点数を効率よく上げる方法を解説。
これから勉強を始めようと思っている人、勉強をしているけど中々点数が上がらない人は是非読んでみてください。
本記事を読めば何から勉強すればいいのか明確になります。
理学療法士の国家試験で点数を上げる方法
理学療法士の国家試験で点数を上げる方法は以下の2つを知っておく必要があります。
- 国家試験の点数配分
- 点数が上がりやすい教科
この2点を理解して勉強に取り組めば必ず点数は上がってきます。
1つずつ解説していきます。
国家試験の点数配分
勉強を既に始めている人なら知っていると思いますが、これから勉強を始める人に向けて紹介します。
理学療法士の国家試験は午前と午後に分かれています。
午前・午後ともに140点満点の合計280点満点。
140点の点数配分は以下のように分かれています。
- 実地問題 20問 60点
- 一般問題 80問 80点
- 合計 100問 140点
午前・午後合わせて280点満点で、そのうちの6割以上(168点)取れれば合格となります。
こっちゃん
ちゃんけん
私が現役の時受けたテストでは実地8割以上取ることができていました。
8割以上実地で取れれば一般問題で半分しか正解がなくても合格できるぐらい実地問題で明暗が分かれます。
もう国家試験まで時間がないという人は、過去数年分の実地問題だけをひたすら解いて見直しを繰り返すのが1番効率のいい点数のあげ方になります。
点数が上がりやすい教科
点数の配分がわかれば、次にどのような出題傾向があるのか把握しておく必要があります。
理学療法士の国家試験の範囲は膨大ですが、問題は午前・午後合わせても200問しかありません。
200問の内、1問か2問しか毎年出ていない科目に何時間も費やすことは非常に非効率だと思いませんか?
どのような問題の出る頻度が高いのか、過去問を見て把握しておくと勉強の効率が上がりますよ。
『実地問題』
まずは実地の点数を安定して6割以上取る必要があるので、実地問題で頻度の高いところを押さえておきましょう。
- ROM
- MMT
- 装具の名前
- 脳画像診断
- FIM BI の点数計算
この5つはどの年でも、ほとんど出題されています。
ROM・MMTに関しては午前・午後に両方出題されていることも多く、それだけで12点分あるので対策をしておきましょう。
上記で上げた5つの科目は暗記すれば解ける問題ばかりなので、時間を少しかければ簡単に点数は上がります。
『一般問題』
こっちゃん
共通科目は後半50問で作業療法士の人達とテスト問題が一緒。
どちらを勉強した方が点数が上がりやすいかは試験までの期間で変わってきます。
国家試験が目前の人:暗記するだけで点数が上がりやすい共通科目
国家試験まで期間がある人:実地問題の点数も一緒に上がりやすい専門科目
時間がない人はまずは実地問題の過去問を解いて、あとはとにかく共通問題を暗記するのがオススメです。
オススメしている参考書『クエスチョンバンク 』は共通科目の方が先に発売されるので、最終学年になってすぐに国家試験対策を始める人は共通問題から取り組みましょう。
どの参考書を買うべきか悩んでいる人はこちらの記事もどうぞ
『理学療法士国家試験』オススメの勉強方法!(参考書は1冊だけでOK)共通科目の勉強優先順位
共通科目の勉強する科目の優先順位はこちら
- 解剖学
- 生理学
- 運動学
理学療法士の基礎ともいわれるこの3科目からまずは勉強に取り組みましょう。
- 出題数が多い
- 他の科目を勉強する前の基礎になる
解剖学、生理学、運動学で50問中約25問あります。
午前・午後合わせれば50点ぐらいこの3科目で占めることになりますね。
こっちゃん
この3科目がある程度マスターできれば、整形外科や内科学の勉強をしていきましょう。
整形外科や内科学は実地問題、専門問題で問題数が多いので、基礎知識を蓄えておくと問題の理解が早まります。
専門科目の勉強優先順位
専門科目の勉強優先順位はこちら
- 理学療法評価法
- 物理療法
- 補装具療法
- 脊髄損傷
他にも科目数はたくさんありますが、実地問題にもよく出て暗記すれば点数が上がる科目かは中心に勉強しましょう。
内科、整形外科、神経・筋障害などは現場の経験してからの方が頭に入ってきやすいので、実習を終えてからがおすすめ。
まとめ
今回は理学療法士の国家試験で点数を効率よく上げる方法を紹介しました。
国試の点数配分を知って、どの教科を勉強すればいいかわかれば、あとはひたすら勉強しましょう。
点数が上がってくれば余裕ができて、今回紹介していない科目への勉強時間が自然と作れてきます。
年が明けてから勉強しても大丈夫と言う先輩や先生がいますが、その人たちは試験が落ちたとしても何も助けてはくれませんよ。
こっちゃん
ノートのまとめ方は以下の記事で紹介しているので参考にして下さい。
理学療法士の学生にオススメのノートのまとめ方『国家試験の勉強にも必ず役に立つ』