『理学療法士』実習レポートの書き方がわかる本4選 (統合と解釈にも役立つ本も紹介)

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  • 実習レポートの書き方がまとめられている本はないのかな?
  • 学校の教科書だけでレポートが書けるのか不安
  • 実習中でレポートの書き方が分からず全然寝れていない

こんな疑問や悩みを解決します。

本記事では理学療法士の臨床実習レポートを書く上で役に立つ本を紹介。

実習で1番大変なのは毎日のレポート作成ですよね。

レポート作成に夜遅くまで時間がかかると寝不足になり、結果的に日中の実習にも悪影響が及ぼしてしまいます。

実習がスムーズに進めれるように、レポートの書き方について本と統合と解釈や治療プログラムの作成に使える本の2つに分けて紹介。

理学療法士の学生が実習レポートの書き方がわかる本4選

こっちゃん

臨床実習中のレポートを書く上でどういった内容を書くときが大変なの?
評価結果に対する統合と解釈・治療プログラムについて考えるのが主に大変だね。

ちゃんけん

臨床実習にも種類があり、学年が上がるごとに求められることが増えていきますよね。

実習の種類
  • 観察実習
  • 検査・測定実習
  • 評価実習
  • 治療実習

観察実習や検査・測定実習では本を購入しなくても、学校で購入している教科書で十分事足りると思います。

評価実習や治療実習になると、学校の教科書だけではまとめきることができないことがあります。

本を購入しておくことでデイリーレポートを書く時の悩みが減りますよ。

レポートの書き方が分かる本

デイリーレポートや担当症例のレポートは実習では必須なので、書き方が分からないとそれだけでストレスになります。

学内でもある程度準備しますが、実際に実習に来ている学生に話を聞くと、書き方がいまいち分からないという学生が多くいます。

実際に私も学生時代活用し、臨床実習に来ている学生にオススメしている本がこちらの2冊。

  • 理学療法 臨床サポートブック
  • PT症例レポート赤ペン添削

それぞれ本の特徴を紹介していきます。

理学療法 臨床サポートブック


 

この本の特徴
  • 実習開始から終わりまでの流れを紹介。
  • デイリーレポートだけでなく発表用のレジュメ資料の書き方の説明もある。
  • 疾患については先輩たちが書いたレポートを用いて解説。
  • 住環境情報と整備など、働き始めてからも使える情報が載っている。

 

理学療法 臨床サポートブックの評価
情報量
(5.0)
疾患の豊富さ
(3.5)
図の多さ
(4.0)
値段
(4.5)
総合評価
(4.5)

疾患について知りたい人というよりは実習の流れやレポートの書き方に困っている人にオススメ。

こっちゃん

実習生なら持っておいて損はない1冊だね。
値段も3300円と医学書の中では安い方だね。

ちゃんけん

メルカリなどのフリマでは1000円ぐらいで売っているので、中古でも気にならない人はそちらで買った方がお得!

PT症例レポート赤ペン添削

この本の特徴
  • 症例レポートに特化した内容
  • 症例報告書で実習生が間違いやすい点を赤ペンで添削
  • 整形だけでなく脳血管・呼吸系の疾患も紹介されている
  • 学生だけでなく、実習担当のバイザーも活用できる

 

理学療法 臨床サポートブックの評価
情報量
(4.0)
疾患の豊富さ
(5.0)
図の多さ
(3.0)
値段
(4.0)
総合評価
(4.0)

疾患の情報が豊富なので、これを見ておくことで知識が増えていきます。

症例レポートの添削なので、図などは少なめです。

こっちゃん

疾患によってどういう検査をしているのか参考になりそうだね。
カラーで見やすいのも特徴!

ちゃんけん

 

統合と解釈や治療プログラムの作成を考えるときに役立つ本

レポートの書き方の流れはわかるけど、統合と解釈や治療プログラムの考え方が分からない人も多くいると思います。

毎日文献を探すのは疲れる作業なので、本を購入しておくことで負担が減りますよ。

今回は実習で担当する可能性が高い、整形と脳血管の本を1冊ずつ紹介。

オススメの本はこちら

  • 運動機能障害の「なぜ」が分かる評価戦略
  • 脳卒中機能評価・予後予測マニュアル

それぞれの本の特徴を紹介。

運動機能障害の「なぜ」が分かる評価戦略


 

この本の特徴
  • 思考過程をフローチャートで明示
  • 動作と触診の繋がりを理解することができる
  • 上肢・体幹・下肢全てがこの1冊で分かる
理学療法 臨床サポートブックの評価
情報量
(5.0)
疾患の豊富さ
(4.5)
図の多さ
(4.5)
値段
(3.5)
総合評価
(4.5)

整形外科の患者さんが担当症例になれば持っていて損はない本。

私自身、働き出してからもよく読み返している本の1冊です。

こっちゃん

治療プログラムというよりは統合と解釈する時に役立ちそうな本だね。
立ち上がりや歩行の分析も大事だけど、患者さんがどこに問題を抱えているのかを見極めることも大事ですよ。

ちゃんけん

脳卒中機能評価・予後予測マニュアル


 

この本の特徴
  • 脳卒中の予後予測に必要な評価項目が豊富
  • 予後予測の立て方を詳細に説明
  • 上肢・歩行の2つのパターンで予後予測を紹介
理学療法 臨床サポートブックの評価
情報量
(4.5)
疾患の豊富さ
(4.0)
図の多さ
(4.5)
値段
(3.5)
総合評価
(4.0)

 

整形外科の疾患と違い、脳血管障害は同じ疾患名でも症状が様々で予後予測が立てにくいです。

予後予測が立たないと何を治療したらいいのかもわからず、治療プログラムの立案も困難になるはず。

闇雲に治療するのではなく、まずは評価と予後予測がしっかりできるようにこの本を読むことをオススメします。

こっちゃん

脳血管障害って難しそうだね。
整形疾患と比較すると評価することも多く、症状が一定ではないので治療も複雑だね。

ちゃんけん

まとめ

今回は理学療法士の学生が臨床実習レポートの書き方がわかる本4選を紹介しました。

今回紹介した本一覧
  • 理学療法 臨床サポートブック
  • PT症例レポート赤ペン添削
  • 運動機能障害の「なぜ」が分かる評価戦略
  • 脳卒中機能評価・予後予測マニュアル

初めの2冊はデイリーレポート・症例レポートの書き方についてわかりやすく書かれています。

後の2冊は統合と解釈・治療プログラムの立案をする時に役立つ本になります。

医学書は値段も高いので、自分が本当に何に困っているのか(困りそうなのか)を考えて購入しましょう。

※新品にこだわらない人はフリマサイトで探して見ましょう!

こっちゃん

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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