- 理学療法士の将来は不安だけど、投資は怖くて始められない
- 毎日チャートを見たりして大変そう
- 今の収入では投資に回せる資金がない
こんな不安や悩みを解決します。
- 理学療法士の将来の不安を解消するためのインデックス投資について
- インデックス投資のメリット・デメリット
- なぜインデックス投資が将来の不安を解消してくれるのか
- 投資先は日本よりも海外の方がいい
本記事では、投資を始めたいけどわからない事が多くて始めれない人に向けて、インデックス投資について解説。
理学療法士で将来が不安な方はとても多いです。
この記事を読めば投資についての理解が得られて、投資を始めることが将来の不安の解消につながることが分かります。
※投資は自己責任でお願いします
理学療法士の将来の不安を解消するためのインデックス投資について
投資と一言で言っても投資先は様々です。
投資の種類一覧はこちら
- 株式投資
- 投資信託
- 債権
- ETF(上場投資信託)
- 不動産
- REIT(不動産投資信託)
- 金・銀・プラチナ
- 暗号資産
- FX
ちゃんけん
こっちゃん
インデックス投資について以下の3つにについて解説していきます。
- インデックス投資はどんな投資方法なのか
- インデックス投資とアクティブ投資の違いについて
- 投資信託とETFの違いについて
1つずつ解説していきます。
インデックス投資はどんな投資方法?
インデックスは日本語で指数という意味になります。
インデックス投資とは指数に連動するように投資する方法。
ちゃんけん
こっちゃん
- 日経平均株価(日経225)
- 東証株価指数(TOPIX)
- NYダウ
- S&P500
1つずつ簡単に紹介していきます。
日経平均株価(日経225)
ちゃんけん
こっちゃん
日経平均株価は東京証券取引所第一部上場銘柄の内代表的な225銘柄の株価指数。
わかりやすくいうと、TOYOTAやシャープ、花王など日本を代表する企業225銘柄をバランスよく集めている指数になります。
日本の株式市場の大まかな状況を知りたい場合はまずこの日経平均株価を調べてみましょう。
東証株価指数(TOPIX)
ちゃんけん
こっちゃん
・日経平均株価(日経225)と東京株価指数(TOPIX)の違い
日経225 | TOPIX | |
銘柄数 | 225 | 東証一部全銘柄 |
算出方法 | 株価平均をベース | 時価総額 |
TOPIXは東証一部上場全ての銘柄を採用するので2000銘柄以上を採用。
算出方法が異なるので構成銘柄も変わってきます。
どちらがいいかという答えはなく、その指数がどのような構成をしているのか知ってから投資することが大切。
日経225とTOPIXの過去5年のチャート比較はこちら
日経225がここ5年のパフォーマンスはTOPIXを上回っています。
2020年4月のコロナ渦からの回復で大きく差が開いていますが、それまでは成績に大きな差はなかったみたいですね。
NYダウ
ちゃんけん
こっちゃん
元々、日経平均は採用や修正方法などがNYダウと同じであったため、日経ダウと言われていたこともあるぐらいです。
NYダウの構成銘柄は30社と日経平均株価よりさらに少ない構成数となっています。
構成銘柄は少ないですが、その中身はアップルやコカコーラ、マイクロソフト、ナイキなど日本でも有名な企業の名前がズラリと並んでいます。
S&P500
ちゃんけん
こっちゃん
S&P500はNY証券取引所とNASDAQに上場している銘柄から、代表的な500銘柄を選出し、それらを時価加重で平均して指数化したものになります。
NYダウとの大きな違いは500銘柄と分散されているところですね。
米国の大まかな株式市場を知るためには、S&P500とNYダウを見ておくと大丈夫です。
NYダウとS$P500のチャート比較
ダウとS&P500はほとんど差がなく推移しているね。
このチャートを見るとダウは30社ですが、アメリカの経済の重要指標になっているのがよく分かります。
これらの指数に連動した商品を買うことができるのがインデックス投資です。
銘柄選定もせず、配分もお任せすることができます。
仕事が忙しい人、趣味に時間をあてたい人、銘柄を1つ1つ調べてまでやりたくない人、そんな人達でもこの投資だったらできそうじゃないですか?
インデックス投資とアクティブ投資の違い
ちゃんけん
こっちゃん
- インデックス投資は指数に連動する投資方法。
- アクティブ投資は指数を上回るために独自のテーマを作って運用をお任せする投資方法。
インデックス投資とアクティブ投資の違い
インデックス投資 | アクティブ投資 | |
投資目的 | 指数連動 | 指数以上 |
コスト | 安い | 高い |
リスク | 低い | 高い |
インデックス投資と比較してアクティブ投資の方が手数料が高くなるのは、銘柄選定に人の手が必要だからです。
インデックス投資の場合は、指数と同じ銘柄を購入すればいいので手数料が安くなります。
投資信託とETFの違い
ちゃんけん
こっちゃん
投資信託は上場していないですが、ETFは上場しています。
どんな違いがあるのか知っておきましょう。
・投資信託とETFの違い
投資信託 | ETF | |
上場 | 非上場 | 上場 |
取引可能時間 | 販売会社が定める時間 | 市場が開いている時間 |
取引価格 | 基準価格
(1日1回算出) |
市場価格
(リアルタイムで取引可) |
信託報酬
(運用コスト) |
高い | 安い |
ETFの特徴として上場しているので、市場が開いている時間であればいつでも取引が可能です。
表だけを見るとETFの方が良さそうに感じますが、ETFにもデメリットが存在します。
- 購入・売却のタイミングが難しい
- 海外のETFを投資する場合は円の両替が必要
- 配当金を自動で再投資できない
購入、売却を考えるのは初心者にとって非常に難しいです。
チャート分析、経済状況の把握をしないといけません。
また、外貨決済や配当金再投資などをしようとすると手間と手数料はかかります。
インデックス投資のメリット・デメリット
ちゃんけん
こっちゃん
インデックス投資にはメリットが多いですが、当然デメリットもあります。インデックス投資のメリット
インデックス投資のメリット一覧
- 初心者でも簡単にできる
- 分散投資が可能
- 少額から投資できる
- 運用コストが安い
1つずつ解説していきます。
初心者でも簡単に投資できる
ちゃんけん
こっちゃん
インデックス投資は指数に連動するように運用します。
商品を決めればあとは運用を任せることができます。
個別株であれば、財務諸表やチャートを見て、投資タイミングを考えないといけないので難しい。
初めに設定をしておけば、毎月決まった日に購入してくれるので、売買タイミングを考えなくていいのも初心者にとっては余計な負担を軽減できるのでオススメです。
分散投資が可能
ちゃんけん
こっちゃん
商品によりますが、国全体、世界全体の指数に連動した商品があるので、1つの商品でリスク分散ができます。
全ての商品が株100%の商品ではなく、不動産や債権、金を含んだ商品もあります。
少額から投資可能
ちゃんけん
こっちゃん
インデックス投資は少額から投資することが可能。
少額では効果が薄いと感じる人もいるかもしれませんが、積み上げていけば将来の生活の支えになってくれるはずです。
少額から投資を始めて、相場の動きに慣れていくことも大切です。
運用コストが安い
ちゃんけん
こっちゃん
投資信託には3つの手数料はこちら
購入時、保有時、売却時の3つの手数料が必要。
個別株と大きく異なるのは保有時の手数料がかかることです。
こっちゃん
信託報酬(2%)と(0.1%)による1日当たりの支払い金額の差
例:100万円を預けていると仮定
年間(円) | 税金10% | 1日換算 | |
信託報酬(2%) | 20,000円 | 2,000円 | 約60円 |
信託報酬(0.1%) | 1,000円 | 100円 | 約3円 |
100万円を預けた場合、信託報酬が2%であっても1日60円なのでそこまで負担が大きく感じませんね。
例:3000万円を預けていると仮定
年間(円) | 税金10% | 1日換算 | |
信託報酬(2%) | 600,000円 | 60,000円 | 約1808円 |
信託報酬(0.1%) | 30,000円 | 3,000円 | 約90円 |
3000万円を預けた場合、1日あたりの支払う金額に大きな差が出てきましたね。
この信託報酬が安いのがインデックス投資の魅力。
0.1%は適当につけたのではなく、アメリカのS&P500に連動した投資信託の信託報酬がこれぐらいです。
逆にアクティブファンドは1%や2%の商品が大多数。
手数料に見合った商品はありますが探すのは大変です。
これまでの成績が良くて買ったけど、その後下がり続けるなんてこともよくあります。
インデックス投資のデメリット
ちゃんけん
こっちゃん
インデックス投資にも当然デメリットはあります。
デメリットを知った上で、自分のリスク許容度内の投資をしましょう。
- 短期間で多くの利益出すことは難しい
- 運用コストが必要
- 元本保証ではない
1つずつ解説していきます。
短期間で多くの利益を出すことは難しい
ちゃんけん
こっちゃん
1年間で資産が倍に増えることはインデックス投資ではほぼありえません。
インデックス投資の年利はよくて10%ぐらい。
今すぐに大金持ちになりたいという人には向かない投資方法。
個別株やアクティブの投資信託で資産を2倍、3倍に増やしている人を見ると、そっちの方がいいんじゃないかと思うことがあります。
しかし、そういう人達は暴落が来たりするとインデックス投資より2倍、3倍の損失を被ります。
リターンが大きくでているということは、その分リスクを取っています。
どちらを取るかは自分の目的と預貯金で考えましょう。
運用コストが必要
ちゃんけん
こっちゃん
投資比率の配分を変えることをリバランスと言います。
あの銘柄が今後上がりそうだから、投資金額を増やしておこうといった感じです。
このリバランスをお任せすることができるのも投資信託のいいところです。
全部自分でやりたいという人は個別株でいいかもしれませんが、購入時・売却時の手数料は個別株でもかかるので手数料負けしないように注意しましょう。
元本保証ではない
ちゃんけん
こっちゃん
投資は元本が保証されていません。
利益がたくさん出ていても、次の日には元本割れする可能性があります。
こういう話を聞くと、やっぱり銀行に預けていた方がいいじゃないかと思うかもしれませんが、一概にそうとは言い切れないです。
銀行に預け続けるリスクも当然あります。
- インフレが起こるとお金の価値は相対的に下がる
- 金融機関が破綻した場合1000万円までしか保証してくれない
1つずつ解説していきます。
インフレが起こるとお金の価値は相対的に下がる
大手銀行の預金金利は現在0.001%ぐらいのところが多いです。
これは銀行に100万円預けていると1年間で10円貰える計算。
消費税が8%➡︎10%に増税した場合
1年で10円しか増えていないと、100万10円では買える商品は減っています。
これは預けているお金の価値が相対的に下がったとも言えます。
金融機関が破綻した場合1000万円しか保証してくれない
銀行が破綻した場合、1億円預けていても各銀行は1000万円までしか保証はしてくれません。
預金口座を分けて持ったりしている方も多いと思います。
銀行が破綻する可能性は小さいですが、リスクがあるということは知っておきましょう。
銀行預金のリスクを紹介しましたが、全てのお金を投資に回すのはオススメしません。
暴落がきている時に病気などでまとまったお金が必要になる可能性はあります。
その時に困らないように預金もある程度しておきましょう。
なぜインデックス投資が将来の不安を解消してくれるのか
インデックス投資がどういうもので、メリット・デメリットも把握できたと思います。
ここからはインデックス投資が理学療法士の将来の不安を解消してくれる理由について解説。
- 給料が上がらない
- 何歳まで現場で働けるのか分からない
この2点で不安の9割以上を占めると思います。
若いうちは国家資格もあるし、仕事を失う怖さはないですが、年齢を重ねると必ずこの不安が付き纏います。
お金がない・稼げないという不安をなくすために最も適しているのが今回ずっと紹介しているインデックス投資です。
インデックス投資が将来の不安を解消する理由(4%ルールについて)
4%ルールは、アメリカのトリニティ大学でなされた研究をもとに1998年に発表された、「Retirement Savings: Choosing a Withdrawal Rate That Is Sustainable(=リタイア後の貯蓄:持続可能な引き出し率の選択)」という論文を根拠にして導かれたルール。
株式100%、株式と債券を50%ずつで運用している場合で毎年資産の4%を取り出した場合、95%の確率でお金が底をつかない計算になっている研究結果があります。
絶対ではありませんが、高確率で資産を維持しながら不労所得としての資金が得られることが分かります。
若い内から資産運用を開始し、将来3000万円の資産ができれば毎年120万円引き出しても資産が減らない可能性が高いということです。
こっちゃん
月10万円で全ての生活を賄うことは難しいですが、月10万円あれば生活の余裕はかなり変わってきますよ。
投資先は日本より海外の方がいい
ちゃんけん
こっちゃん
先程の4%ルールもアメリカの研究だったように、4%取り崩しても資産が目減りしないのは日本ではなく海外への投資になります。
理由はチャートを見れば一目瞭然。
日本の日経225とS&P500のチャート比較
過去5年
こっちゃん
過去40年
こっちゃん
ちゃんけん
米国はここ40年下がることもありましたが、長い目で見ると常に右肩上がりです。
まだまだ若者が増えて発展していきそうな米国と、少子高齢化の対策がほとんど効果を成していない日本どちらの方に投資をした方が期待値が高いでしょうか。
私はこの結果を見て、米国や世界経済に投資することを選びました。
※あくまで一個人の見解であって今後必ず上がる保証はありません。
まとめ
ちゃんけん
こっちゃん
インデックス投資は1度設定しておけばあとは自動で運用してくれます。
未来は誰にも分からないので、20年、30年やっても損失がでる可能性はもちろんありますよ。
自分のリスク許容度内で投資を始めてみましょう。
NISA・つみたてNISAについて知らない人はこちらの記事も読んでみてください。
『投資初心者必見』NISA・つみたてNISAの制度と違いについて徹底解説こっちゃん
ネットでは誤情報も多数あるので注意してください。
- 過去の指数を元にどれぐらい利益がでるのかある程度想定できる
- 運用コストの低い投資信託の商品が紹介されていて銘柄選定の悩みが解消される
- 投資の基本がわかり、投資への恐怖心がなくなる
インデックス投資の書籍は以下の記事に紹介しています。
メルカリやラクマなどのフリマアプリだと1冊1000円ぐらいで購入できるので1度目を通してみてください。
投資が怖いと思っていつまでも始めれない人におすすめしたいインデックス投資の本3選
ちゃんけん
こっちゃん