- インドって今後も成長し続けるのかな?
- インド株への投資はリスクが高いのかな?
これらの疑問を解説します。
今回はインド株への投資をするリスクと期待値について解説していきます。
アジアやアフリカがこれから伸びてくると聞くけど、投資したほうがいいのか悩んでいる人も多いはず。
本記事を読めばインド株へ投資するリスクと期待値を把握することができます。
この記事はインド株を購入することもしないことも推奨はしていません。投資は自己責任でお願いします。
インド株へ投資するリスクと期待値について
インド株へ投資するのは危険なのかどうか、期待値と危険性の両側から比較していきます。
投資をするならどこがオススメなのか聞くと米国と答える方がほとんどですよね。
私が読んだ投資関連の本もほぼ100%が買うならまず米国株と書いていました。
それもそのはずで、米国はここ何十年もの間、長期的に見れば右肩上がりの成績を叩き出しています。
私自身もつみたてNISA・iDeCoでは全世界株に投資していますが、割合で見ると50%以上がアメリカに投資している商品なので、実質アメリカの成績にほとんど影響されます。
2010年〜2020年にかけて中国の成長が著しかったですが、それでも米国が1番安定しているという意見が多いです。
現状、アメリカ・中国の2強と言われていますが、そこに割って入ろうとしていると言われているのがインドです。
インドがなぜ今後この2強に割って入ってこようとしている理由がこちら
- 総人口が世界1位になる
- GDPは増加している
インドは人口増加・経済成長の発展が著しく、今後も経済成長が見込まれています。
ちゃんけん
このような話だけを聞くとそのように考えてしまいますが、実際株価はそうそう単純に動いてはくれません。
インドに投資すれば儲かるとは限らない理由
- インフレが著しい
- 貧富の差が大きい
- 災害が多い
インド指数だけを見れば伸び続けていますが、インフレの影響でインドの通貨であるルピーの価値はここ10年で大きく下がりました。
日本からインドへ投資をすれば為替リスクが発生するので、ここ10年で見れば経済は成長していて株価は増えているが、1ルピーの価値が下がっているので、結果的に大きな利益とはなっていません。
また、中国もそうですが貧富の差が大きくなっていたり、インドは災害も多いので株価が安定しなかったりします。
また、インド株を購入する際の注意点がいくつかあります。
インド株を購入する際の注意点
インドの個別株へ直接投資できる銘柄は限られている(ADR)
インドETFは米国などに比べると手数料が高い
米国株のappleやamazonを購入するように個別株単体を購入できる銘柄が少なく、直接購入することができないのでADRという方法を使わないといけません。
楽天証券やSBI証券で10銘柄もないです。
また、日本株や米国株でインドに指数連動したETFや数百銘柄のインド株を集めたETFを購入することができますが、手数料が高いです。
インドETF手数料
(日本市場)NEXT FUNDS インド株式指数上場投信 0.95%
(米国市場)ウィズダムツリー・インド株収益ファンド 0.84%
(香港市場)iシェアーズ BSE SENSEX インディア・トラッカー 0.64%
インド株のETFと言えばよく出てくる3つの銘柄ですがどれも信託報酬は0.5%を超えています。
また米国市場であれば日本と米国の為替の影響を受けますし、香港市場であれば香港・米国・日本の為替の影響を受けるので為替の影響もリスクとして考えなければなりません。
米国のS&P500に連動しているVOOであれば信託報酬は0.06%です。
少額であればそこまで差は出ないですが、投資金額が大きくなった時に経費の差を埋めるだけの株価の上昇が見込めるのか考えなければなりません。
これまでの内容まとめ
- 人口は今後も増加
- 経済成長も期待できる
- インフレにより通貨の価値が不安定
- 貧富の差による国内の不安定性や災害などのリスク
- 投資対象が少ない
- ETFなどの手数料は米国と比べると高い
こっちゃん
ちゃんけん
さいごに
今回はインド株へ投資するリスクと期待値について紹介しました。
どの投資でもそうですが、全部条件が揃っていて悪いところは1つもないといった商品は存在しません。
投資する上で大切なのは誰かに言われたから買うのうではなくて、自分で調べて・判断して購入することが大切です。
この記事を読んだ上でインドに投資をするのか・しないのか考えてみてください。
こっちゃん