理学療法士になるのはやめとけと言われる理由5選『現役理学療法士が解説』

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  • ネットで検索すると理学療法士やめとけのようなマイナスイメージの内容が多くて困惑している
  • 高校3年生でこれから理学療法士を目指したいけど本当にこの仕事の選択でいいのか?
  • なぜ理学療法士をやめておいた方がいいのか知りたい

こんな疑問や悩みを解決します。

本記事の内容
  • 理学療法士になるのはやめとけと言われる理由5選

本記事では理学療法士になるのはやめとけと言われている理由について現役理学療法士が解説。

なぜやめとけと言われているのか理由を知っておくことで、学生時代・働きだしてからも辞めることなく続けることができるはずです。

高校生の選択で人生が決まってしまうといっても過言ではないので、しっかりと考えて動きましょう。

理学療法士になるのはやめとけと言われる理由5選

理学療法士になるのはやめとけと言われる理由はこちら

  • 給料が安い
  • 勉強を頑張っても給料には反映されない
  • 人間関係が大変(患者・医療従事者)
  • 今後も給料が上がる見込みがない
  • 何歳まで働けるのかわからない

1つずつ解説していきます。

給料が安い

理学療法士の9割ぐらいの人が常々口にしているのが給料が安いです。

実習中の学生に対して『この仕事は給料安いよ』というバイザーがいるぐらい不満を持っている人が多い。

こっちゃん

これから理学療法士になっていく学生にとったら、そんなバイザーには当たりたくないね。

理学療法士の給料の平均は30歳で年収400万円ぐらいです。

これが安いか高いかは個々の価値観で変わりますが、中小企業などと比べると差はないと思います。

30代で年収800万や年収1000万円以上目指したいと思う人はこの業界はやめておきましょう。

可能性は0ではないですが、限りなく低いです。

理学療法士の給料が安い理由はこちらの記事で詳細に書いています。

アイキャッチ画像 理学療法士の給料が安い原因5選『続けるリスクと脱却するための対策も紹介』

勉強を頑張っても給料に反映されない

理学療法士の仕事は20分当たり何円という時間単位で報酬が発生します。

新人と20年のベテランが20分やっても料金は同じなのが現状。

病院内・外でどれだけ勉強しても売上が上がるはずもなく、給料も定額でしか上がっていきません。

向上心があって勉強会などにたくさん参加している人ほど、ある日突然この仕事に対する不満が爆発して辞めていくといったことがあります。

人間関係が大変

理学療法士の仕事は職場の人間だけでなく、患者さんともコミュニケーションをとる必要があります。

どれだけ頭が良くても、コミュニケーションがうまく取れない人は信頼を得ることができず苦労しますよ。

実際に働いている身からすれば、自分から発信するというよりは人の話をしっかり聞くことができれば苦労はしないと思います。

経験を積んで慣れていく人もいますし、人間関係は理学療法士でなくても必要なので、理学療法士をやめとけと言われている理由によく入っていますが、そこまで気にしなくてもいいと思います。

今後も給料が上がる見込みがない

現状の給料が安いのも理由の1つでしたが、今後も給料の上がる見込みがないからやめとけと言う人や実際に辞めていく人も多いです。

養成校のホームページを見ると、よく今後も高齢者が増え続けるから仕事はなくなりませんと書かれていますよね。

これ自体は嘘ではなく、実際に高齢者は今後も増え続けます。

ここで注意しておきたいのが、高齢者は増え続けて仕事の手は必要になるが、給料が上がり続けるわけではなくむしろ下がる可能性の方が高いです

その理由がこちら

  • 医療費は税金でまかなわれている
  • 理学療法士の人数が増え続けているので安い給料でも働き手が確保できる

高齢者が増えるから仕事が増えて、給料も上がるといったシンプルな構造ではありません。

高齢者は増えているが、納税者は減りむしろ年金などの支出が増えているので、医療費は国の財政を圧迫しています。

そのような状態のため国はリハビリを長期的に続けれないような制度に変えていっています。

また、先程にも述べましたが、新人と20年のベテランが20分やっても料金は同じなのが現状なので、年齢が上がるごとに昇給していくメリットが雇い主にはないので昇給も少ないです。

こっちゃん

養成校もビジネスだから、生徒を集めるためには仕方ないのかもしれないね。

何歳まで働けるのかわからない

理学療法士は患者さんの介助をしたりしないといけないので、体力が必要な仕事です。

20代・30代なら全然問題ないですが、50代60代になった時にどのような働き方ができるのか考えておく必要があります。

今の50代ぐらいの方は同年代の理学療法士が少なかったこともあり、リハビリ課の主任などに就きやすかったです。

しかし、同世代が10人・20人といる現在の20代・30代のセラピストは将来設計もしっかりしておかないとリストラに会う危険性が高くなるのは自然な流れですよね。

資格を持っていたら将来安泰という時代ではもうないので、学生の方はよく考えておきましょう。

さいごに

今回は理学療法士になるのはやめとけと言われている理由5選について解説しました。

高校生にとって学部・学科選びはとても大切で、最後に選択するのは自分自身です。

人がやめとけと言うからやめておくのではなく、自分で調べた結果こういう理由で目指す、目指さないを決めれる大人になりましょう。

こっちゃん

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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