上場株式やNISA口座内の株式を相続する際に知っておきたいこと

株式相続

私達夫婦は投資を始めておよそ1年。

老後のために少しでもお金を増やしたい」そんな気持ちで投資を始めましたが

もし投資をしていた家族が亡くなった場合、その投資はどうなるのでしょうか?

そしてどのように手続きを進めていけばよいのでしょうか?

実際、2年程前に最愛の父が亡くなった際の株式相続の経験をもとに株を相続する際に知っておくべきことを紹介していきます。

本記事の内容
  • 株を相続するときの手続き方法
  • 株を相続したときの株の評価

株を相続するときの手続きについて

私の場合、父が投資をしていたことは生前より聞いていましたが、

どの証券会社を利用しているか、どの銘柄を所有しているか、などは全く知りませんでした。

ですが、身の回りの整理をしていた時に父の預貯金や証券口座のリストを見つけ、

そこで初めて2つの証券口座があることを知りました。

こっちゃん

ここからが手続きの始まりです

証券会社に連絡をする

まずは証券会社に相続が発生したことを連絡します。

証券会社 相続」と検索すると証券会社の相続手続きの案内ページが

 

出てきますので、そこから電話番号を確認し連絡しました。

法定相続人であればどなたでも結構ですので

相続手続きをお願いしたいのですが…」とお伝えすれば大丈夫です。

必要書類を揃えて提出する

証券会社に連絡を入れた後、相続手続きに関する書類が送られてきますので

相続人が相続手続きを行うために必要な書類を揃えて提出します。

多くの証券会社では、戸籍謄本・住民票・印鑑証明書・本人確認書類・遺産分割協議書などが必要となります。

ここで1番大変だったことは、戸籍謄本の取得です。

戸籍謄本は、出生から亡くなるまでの連続したものを提出しなければなりません。

父の場合、生まれは北海道、そのあと石川県へ引っ越し、そして最後は大阪。

3カ所の戸籍謄本が必要となり、各市役所へ謄本の請求を行いましたが全ての書類が揃うまでに約3週間かかりました。

こっちゃん

提出した書類は最後に原本を返却してもらうことが出来たよ

証券口座を用意する

証券口座は名義変更が出来ません。

なので、株式を相続するためには相続人名義の証券口座が必要です。

すでに証券口座をお持ちの方はその口座を使用しても結構ですが、口座のない場合は新規で口座開設する必要があります。

注意

同じ証券会社の口座が必要な場合もあるようですのでご注意ください。

こっちゃん

私は手続きと同時に新規に口座開設も行いました

株式を相続人の口座に移す

必要書類と相続人の証券口座が揃い手続きの申請をすると

相続人名義の口座に株式を移管してもらえます。

これで株式の相続手続きは終了です。

株を相続するときの株の評価について

株式を相続するとき、その株の取得価格はどうなると思いますか?

取得単価で引き継げるんでしょ?

ちゃんけん

原則、相続で取得した株式の場合は元の所有者の取得単価を引き継ぐことになります。

しかし、NISA口座で取得した株式を相続した場合の取得価格は、亡くなった日の終値を使用し、取得価格より終値が高い場合、利益分は非課税になります。

またNISA口座で取得した株式を相続した場合は、相続人のNISA口座への移管はできず

すべて特定口座もしくは一般口座のいずれかに受け入れることになります。

なお、亡くなった日以降の配当金などは非課税にならないため、所得税と住民税はかかります。

まとめ

今回は、上場株式の相続手続きについて紹介しました。

株式の相続は思ったよりも時間がかかる作業だと思います。

その中でも相続手続きに必要な書類を揃える作業が一番時間がかかりますので

なるべく早めに証券会社に連絡をし、必要書類の確認を行いましょう。

こっちゃん

読んでいただきありがとうございました

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